お知らせ・トピックス
社長を装う「LINEグループ作成」を依頼する不審メール
2025年12月ごろから、経営者の名前で「業務指示」を装ってLINEグループを作成させようとするフィッシングメールが送られるという事例が多くの中小企業などで確認されています。当社においても複数回同様のメールが確認されました。
送信元は社長名をかたっていますが、outlook.comなど会社で使用しているメールとは異なるアドレスを使い「業務上の必要により、至急、会社用の LINE グループを新規作成してください」などと呼び掛ける悪質な手口です。
実際に当社に届いたメールを引用します。
メールを受け取った後、今後の業務プロジェクトに対応するため、新しいLINEのワークグループの作成をお願いいたします。
グループへの他のメンバーの追加は、私が参加した後に行います。
グループ作成が完了しましたら、そのグループのQRコードを生成し、このメールにご返信ください。
私がQRコードからグループに参加し、その後の業務調整を進めさせていただきます。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。————————————————
株式会社アルテック情報システム
代表取締役
久保 盟
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従来のフィッシング詐欺とは異なり、社長名で指示している内容にし、受信者した社員に「急いで対応しなければ」と思わせようとしています。
他の社員を招待させないことで、周囲に相談したり、不自然さに気づかれたりするリスクを回避しようともしています。
LINEのQRコードを送らせることで、セキュリティソフトの検知などを潜り抜ける効果の狙いも感じられます。
この手法に引っかかると、ファイルのダウンロードをさせることでウイルスに感染することや、送金などを指示されることも考えられます。
このようにフィッシングも巧妙になってきましたが、決してこのような手に引っかかることのないようにご注意ください。